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3月31日(木) 11:00~ 横浜地方裁判所において,北川湿地差し止め訴訟の判決が出されました。
残念ながら,私たち連絡会と住民の皆さんの請求は棄却されました。 しかし,判決理由の中で宅地化の見通しには疑問があり,処分場建設の緊急性が無いとされ,本件事業の公共性が認められませんでした。また,事業者の移植作業は不十分で環境保全に対する配慮が不十分であったこと,生物多様性保全対策が裁判所として甚だ遺憾であることが述べられました。 このことは,裁判所として差し止めを認めることはできないが,事業については問題点があることを認定したことと受け止められます。 皆様。裁判を通しても,神奈川県最大の平地性湿地であった北川湿地と,そこに存在した多くの希少生物,生物多様性を守ることができませんでした。残念です。本当に申し訳ありません。 昨日は各紙が取り上げてくださいました。 web上でも読むことができます。 神奈川新聞 朝日新聞 東京新聞 毎日新聞 当日は,傍聴整理券に列ができるほどの方が傍聴され,満席でした。 応援してくださった皆様,誠にありがとうございました。 なお,自然の権利訴訟としての「原告北川湿地」は認められず,「却下」でした。
皆様
いよいよ差し止め訴訟の判決が出ます。 3月31日(木) 11:00~ 横浜地方裁判所 です。どなたでも傍聴ができます。申し込み等は不要です。 北川湿地埋め立て問題がはじまってから,多くの方々・団体のご支援を受けここまでやってきました。ご支援くださった皆様に厚くお礼を申し上げるとともに,このブログにご意見をくださったすべての皆様,お読みいただいたすべての皆様に感謝申し上げます。 判決が出された後に,またあらためてご報告させていただきます。
3月24日,現地の様子です。
農地造成側の搬入路からは,「どこでこんなに土砂がでるんだろう?」と思うくらいにダンプが入っていました。多い時には1分間で数台も入っている状況です。茶色い土もありましたが,明るい灰色の泥岩の固まりのようなものもたくさん搬入されていました。しかも,台ばかりには乗っていましたが,積載物は相変わらずノーチェックです。これでは,コンクリートなどの産廃が紛れていても誰にもわかりません。 (ダンプの写真はありません) 市道472号線の小網代側では,新しい坂道ができていました。 ![]() 何だろうと思って進むと,フェンスの向こうにユンボが見えました。 ![]() この写真ではよくわかりませんが,ユンボの周りではコナラの木が伐採され薪のように積まれていました。こんな尾根道,埋め立てとは関係ないだろうに,どうして木を切るのでしょう?事業者は自然に対する配慮など皆無であることがよくわかります。 市道472号線の国道側では,もうひとつの搬入路が完成間近でした。 ![]() のり面は在来の植物で緑化するんじゃなかったんですか?事業者さん!これ,灰色ですよ! せめて自分で表明したことくらいちゃんとやってください。 今回の震災で,千葉県の東京湾側埋め立て地では液状化現象が起こり,住民の皆さんが被災されています。一刻も早い復旧をお祈りします。 北川湿地を埋め立てて宅地にして大丈夫なんですか?事業者さん!三浦市の皆さん!
県庁に行き,環境農政部環境計画課を訪ねました。
次の内容の要望書を提出しました。要点のみご紹介します。 私たち三浦・三戸自然環境保全連絡会は,北川湿地に生息していた希少生物の保全と生物多様性の保全のために,神奈川県に対し次のことを要望します。 1 少なくとも三浦市三戸地区発生土処分場建設事業環境影響評価書に書かれた環境保全対策が事業者により実行され,神奈川県として生物多様性を確保するよう事業者に対する指導を求めます 2 事業者の環境保全に対する対応が不十分な場合,事業を中断する指導を求めます 3 神奈川県環境影響評価条例において,事業者に対する適正な指導および罰則規定を設けることを検討するよう求めます 昨年4月に提出された第1回事後報告書は,評価書に書かれた環境保全対策さえないがしろにしたものでした。もうすぐ第2回の報告書が出されるのではないかと思います。しかし,現状のままでは,犠牲になった北川湿地の生き物たちがあまりにも無駄死にです。神奈川県には,生物多様性の保全についての毅然とした姿勢を求めます。 2009年6月にはこんなこともありました。↓ http://mitomiura.exblog.jp/8443676/ なお,文書による回答をいただく予定になっております。回答をいただきましたら,またご報告いたします。
1月26日,冬空の下,現地に行ってみました。
沈砂池は完成したのでしょうか,水が入っていました。 ![]() 湿地面だったところから1段高い部分に泥が積まれはじめていました。 ![]() 同行していた,某新聞の記者さんがこう言いました 「ここが湿地だったんですか,全くわかりませんねぇ・・・」 私は「はっ」としました。こうしてここが湿地だったことが多くの人に知られることなく埋められていく。 日本の各地で昭和の時代から起きてきた自然に対する冒涜,無責任な改変がここでも着々と続いている。 私の脳裏には,豊かだった北川湿地 -今頃は枯れたヨシの下に鮮やかなセリの緑が萌え出でていた- がまじまじと思い出せるのに,当時の北川湿地を知らない方から見れば,ただの残土処分場でしかないのです。 遠く富士山の景色も,今日は霞んで見えました。 ![]() 2月2日は「世界湿地の日」です。 日本国際湿地保全連合HP
当連絡会の2010年会計報告です。
ご寄付いただいたたくさんの皆様,ありがとうございました。 また,助成金を頂戴した, CAJ(コンサベーションアライアンスジャパン)様 パタゴニアインターナショナル様 には,この場をお借りしてあらためてお礼を申し上げます。 ありがとうございました。 三浦・三戸自然環境保全連絡会 2010年会計報告(2010年12月31日) 収入の部 項目 金額 1前年より繰越金 300442 円 2個人の方からのご寄付 87500 円 3アースデイ募金箱 12395 円 4コンサベーションアライアンスジャパン助成金 500000 円 5パタゴニア鎌倉ストア助成金 200000 円 6「エコパーク構想」冊子売上金 9300 円 7利子収入 106 円 小計① 1109743 円 支出の部 項目 金額 1「エコパーク構想」冊子印刷製本費ほか 115550 円 2情報公開請求(コピー代) 28700 円 3事務費(印刷・インク・その他) 35216 円 4北川湿地撮影寸志 10000 円 5裁判官交通費 1100 円 6日本湿地ネットワーク年会費 5000 円 7ラムサールネットワーク日本年会費 10000 円 8会場使用料(12月26日総会) 2000 円 9署名TV費用 10000 円 小計② 217566 円 ① - ② =892177 円2011年への繰越金とします。
謹賀新春
昨年は5月5日の手つなぎプロジェクト直後に湿地の埋め立てが本格的に始まり,差し止め訴訟における裁判官の現地視察,証人尋問などがありました。また,1万名を超える方々の署名を京急本社に届けました。皆様にはご支援いただき,誠にありがとうございました。 さらに,昨年は国際生物多様性年で,名古屋ではCBDCOP10が開催され,湿地や生き物のつながりへの意識が高まりました。さらに,福岡高裁では諫早の開門を命じる判決があり,国は控訴しませんでした。世の中は少しずつですが,変化してきています。 2011年。今年も私たちは北川湿地をはじめとする三浦半島の貴重な自然環境のための活動を続けて参ります。皆様,どうぞよろしくお願いいたします。 ![]()
12月23日(祝),現地の様子を写真に撮ったのでご報告します。
農地側搬入路入り口で少し立ち止まり,ダンプが入ってくるのを見ていました。少しの間でしたが,何台ものダンプが入ってきました。 ![]() 谷戸底で泥を降ろし,平らにならします。 なんだか,バスタブに水を1滴1滴入れているような感じで,気が遠くなるような,何か恐ろしいような感覚がしました。 ![]() ![]() よく見ると,谷戸底を広げるように斜面が削られています。 ![]() 国道側の搬入路も完成間近でした。 ![]() 泥を入れられて樹木を切り払われ,過去には遠くからは見ることができなかった湿地面が見えます。この辺りは,ゲンジボタルが乱舞するところです。轍が痛々しく輝いているのがわかります。 ![]()
ご報告が遅れてすみません。
12月14日(木),横浜地方裁判所における発生土処分場建設事業の差し止めを求めた訴訟で,証人尋問が行われました。原告側3名,被告側2名についてそれぞれ主尋問と反対尋問がなされました。 5つの土地利用計画に関して合意文書がないことをはじめ,環境保全対策が不十分なことや,住民に対する対応の不誠実さがあらためてわかりました。 これらの内容は,いずれはお知らせできると思います。傍聴にお越しいただいた皆様,11時から夕刻まで長時間にわたりありがとうございました。これで結審ということになりました。 判決は,3月31日(木)11:00~です。
patagonia鎌倉ストア様におけるボイス・ユア・チョイスで,
当連絡会が1位をいただきました。 来店されご投票いただいた皆様,鎌倉ストアスタッフの皆様, 本当にありがとうございました。 いただいた花束をここに飾らせていただきたいと思います。 北川湿地の保全をめぐる状況は厳しいものがありますが, 差し止め訴訟の裁判を始め, これからも地域の自然の保全活動をして参ります。 皆様のご協力をよろしくお願いします。 ![]()
横浜地方裁判所において,
北川湿地の発生土処分場建設事業の差し止め訴訟の 第4回口頭弁論期日がありました。 次回,12月14日(火),証拠調べ期日となります。 この日は,証人・当事者の尋問があります。 時間は,11:00~16:30です。 これまでの裁判のように書類の確認や次回期日の設定でなく, この事業に対する原告被告双方の意見がなされると思われます。 皆様,ぜひ傍聴席にお越しください。
北川湿地に隣接する「小網代の森」についてのTV番組が
10月16日(土)にオンエアされたようです。 ネットで調べたら,こんな番組であることがわかりました。 TOKYO MX ガリレオチャンネル 自然を守るとはどういうことか? 小網代の森と生物多様性 http://www.mxtv.co.jp/galileo/ 10月24日(日)に再放送されるようです。 興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか。
皆様,こんなイベントがあります。
よろしければお運びください。 patagonia ボイス・ユア・チョイス Fall 2010 http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=56797
8月25日に裁判官が現地を視察しました。
原告側も被告関係者とともに現地に入りました。 北川湿地はほぼ全て埋められていました。 あまりのむごさに,言葉もありません。 裁判の関係上,詳細は今はご報告できません。 ご報告が遅くなったことと合わせてお詫び申し上げます。 申し訳ありません。 いつかはこの理不尽で無謀な事実が明るみに出る時が来ると信じています。
雑誌「生活と自治」9月号
No.497に北川湿地のことが取り上げられました。 時のかたち 第3回 北川湿地 止まらない開発 生物多様性が注目されるこの時代にあって、神奈川県内最大級ともいわれる湿地が、開発の名のもと人の手で消されていく-。 そして,記事はこう結ばれています。 「裁判を続ける間も、工事が止まらない。開発計画の実行こそが豊かさに通じると信じる心が、北川湿地を消していく。そして湿地など、初めからなかった、豊かな生態系も存在しなかったといわんばかりに新しい事実がつくられていくのである。」
神奈川新聞に,
北川湿地での処分場整備事業差し止め求め申し立て、住民らが横浜地裁に という記事が出ました。 http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008180016/ 差し止め訴訟にお構いなく,かえって埋立を急ぐ京急は社会的責任をどう考えているのでしょうか? 「環境影響予測評価書案の意見書に対する見解書」 平成20年10月 京浜急行電鉄株式会社 には,意見書に対する見解としてp.83にこう書いてあります。 「工事は北川の下流域から着工し,上流域の谷戸の環境は工程計画から見ても着手後2年程度は保全されることになり,実施区域に生息する動物が工事により移動する期間や繁殖期の確保が出来るよう可能な限り配慮いたします。」 せめて自分で表明したことくらい守ってくださいよ,京急さん。 25日の裁判官現地視察までに「原告北川湿地」を埋めてしまうのは道義的にあまりにも卑怯です。
8月12日午後4時30分より横浜地方裁判所502号法廷にて,
三浦市三戸地区発生土処分場建設事業の差し止めを求めた訴訟における, 第3回口頭弁論期日が終わりました。 今回もたくさんの方に傍聴していただきました。ありがとうございました。 被告第2準備書面についての陳述が行われました。 この書面には, 「原告北川湿地に当事者能力を認めるべき法的根拠はなく, 原告北川湿地に当事者能力が認められないのは明らかである。」 とあります。 私たち連絡会の原告適格にしても, 「曖昧かつ抽象的」という理由で「請求に理由がない」としています。 日経エコロジーの記事にもあるとおり,これが日本の現状なのでしょうか。 さらには,原告住民らの指摘についても, 「原告住民らの生命身体への危険を生じさせたり,原告住民らが 指摘するところの平穏な生活を営む権利を侵害する恐れがあるものでないことが, それらの予測評価結果から明らかである」 としています。 住宅にひびが入ったり,ぜんそくが出たりする可能性は絶対にないという判断です。 どんな科学的根拠があってこんなに断定的なことを言えるのでしょうか。 住民に対して誠意ある対応をしないばかりか, 工事は下請け会社任せ,工事の約束も守れない, 守らせられない企業の発言はこんなものなのでしょうか。 今回提出された書証は, 環境影響評価書(概要): 県に提出された評価書の一部にビオトープ関係の事業報告の一部を付け加えたもの 土地登記簿の写し2点: 被告が小網代の森に土地を有していること,県にわずかな土地を寄付した証拠 神奈川県のHPの写し: 小網代の森が保全されていると神奈川県が言っているwebページの写し! でした。 驚きました。これが事業の正当性を示す証拠ですか? 評価書はアセスの手続きですし,小網代の森は本件とは無関係です。 第1回公判時に裁判長の言われた「事業の必要性や事業計画が示されたもの」は一切ありません。 8月25日,裁判官が現地へ入ります。しかし, 被告代理人は「もう湿地はほとんど埋められていますから・・・」といいます。 「埋めるな」と裁判を起こされているのにね。 さらには, 「ビデオや写真に撮ったものはブログに挙げたり公表しないで欲しい」といいます。 公表されてはまずい景色がそこに広がっているのでしょうか??? 被告第2準備書面にあるとおり, 本件事業が「相当性・合理性」をもっているのであれば, 胸を張って公表されればいいじゃないですか,京急さん! 次回は9月30日(木)10:30~ 横浜地方裁判所にて, 被告準備書面への原告の反論があります。 皆様,ぜひ傍聴席へお越しください。
日経エコロジー9月号に北川湿地のことが取りあげられています。
生物多様性 三浦半島で「自然の権利」訴訟 北川湿地の工事差し止め求める http://emf.nikkeibp.co.jp/emf/eco/saishingo/ 写真のコメントには 「今春から発生土処分場の工事が始まった北川湿地。 保護区にした小網代の森の乾燥化が進む中、 豊かな水が保たれている北川湿地の価値が相対的に高まっている」 とあります。 自然の権利訴訟が「自然の価値を考える契機に」なるでしょうか。 本来は企業や行政がきちんと自然の権利を認識する必要があります。
京急はダンプの搬入は朝8時からと約束していたのに、まったく守っていません。
朝8時の京急開発本部側搬入路の状況です。 8月4日(水) 入場ゲート前にダンプ3台待機 8月5日(木) 入場ゲート前にダンプ8台待機 8月6日(金) 入場ゲート前にダンプ8台待機 事務所前に大型トレーラー1台待機 8月7日(土) 6時50分にダンプ3台が連なって入って行き、一台が入場ゲート右側奥へ進入していき、2台がゲート前で待機 8月9日(月) 事務所前に大型トレーラー2台が待機 京急の職員はこの状況をどう考えているのか、搬入業者へ「8時からだから早く来てもらっては困る」と注意することは出来ないのか。 こんなモラルの低い企業の事業が7年間続くと思うと不安でなりません。
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